看護師の仕事は、患者の命を預かる大きな責任が伴います。
また、様々な健康状態や背景を持つ患者や家族と深く関わるため、精神的な負担を感じる場面も少なくないでしょう。
イキイキと働き続けるうえで、心の健康を保つセルフケアは身体の健康管理と同じくらい大切です。
業務の中で自分の感情と上手に付き合い、心のバランスを整える意識がけが健やかなキャリアの第一歩となります。
仕事中にストレスを感じた際には、ストレスコーピングを行いましょう。
たとえば、緊張する処置の前に一度深く息を吸ってゆっくり吐き出すだけでも心拍数が落ち着き、冷静さを取り戻せます。
休憩中は数分でも一人になれる場所で静かに過ごしたり、信頼できる同僚と当たり障りのない会話で笑い合ったりすることも有効です。
感情を溜め込まず小さなストレスをその都度解消していく習慣が、大きな心の不調防止につながるでしょう。
仕事で経験した辛い出来事やネガティブな感情を、プライベートの時間まで引きずらない工夫も大切です。
そのためには、意識的な気持ちの切り替えが求められます。
職場を一歩出たら仕事のことは考えないと心に決め、自分なりの切り替えスイッチを作りましょう。
帰宅途中に好きな音楽を聴く、家に帰ったらお気に入りのアロマを焚く、湯船にゆっくり浸かるなど心身をオフモードにするルーティンを作るのです。
オンとオフの境界線を明確にすることで、心をしっかりと休ませられます。
小さな工夫の積み重ねが燃え尽き症候群などを防ぎ、長期的に心の健康を守るのです。
しかし、もし自分一人の力では抱えきれない辛さを感じた場合は、決して無理をしないでください。
信頼できる上司や先輩に相談する、あるいは産業カウンセラーなどの専門家の力を借りることも、自分を守る大切な選択肢です。
看護師自身が心身ともに健康であることが、結果として患者へのより良いケアにもつながります。